建ててから何十年、何百年と経つ古い住宅だからこそ、その住宅を建てた施主や職人に直接話を聞くことはなかなか出来ることではありません。
だからこそ住宅を見て、どんな想いで木を使い、家を建てていったのかを感じ取り、その想いを出来るだけ残した家づくりを大切にしています。
古民家の良さの一つに、昔建てた家だからこそ叶った、立派な木材を使用した構造があります。
今ではなかなか手に入らないような木材が贅沢に使われている家であれば、その梁を見えるように天井を取り払ってしまうことで、広さと昔ながらの質感を醸し出すことが出来ます。
どっしりと横たわる梁、土の塗り壁、囲炉裏…。
古民家の和のテイストを最大限発揮できるよう、活かせる部分は積極的に活かし、現代のデザインと調和させることを大切にしています。
大平建築ではお客様の家族構成や生活スタイルをしっかり汲み取った上で古民家再生のプランを一緒に作っていきます。
例えば、見た目は古民家の良さを残しつつ、お風呂やキッチン、トイレなどの設備は最新のものを入れて、生活のしやすい環境を整えたり。
これからこの家で暮らす方が暮らしやすいよう、間取りを大きく変更することもあります。
昔の建てたままの間取りと、現代の人が住みやすい間取りは違っていて当たり前。
大平建築では、古民家の良さを残しつつお客様の暮らしやすさにこだわることも大切にしています。